2015年1月6日火曜日

2008 Touraine Pinot Noir Mise Particuliere / T.Puzzelat



自分のの中での良いピノ・ノアールの基準が狭い。。。
そんな事を最近は何となく感じていたのですが。
今回はブラインドでそのタガが少し外れたかなと感じた。
コンスタントにブラインド勝負をしたいものです。

これはネゴスものだがDRCの樽を手に入れたピュズラのピノになるとのこと。
正直今までピュズラのピノは今一うーんという感じはありました。
何度か色んな所でテイスティングさせていただいているのだけれども。
最初はロワールという言葉も浮かぶこともなくシャンボール的な要素のあるどこか近くのニュイの畑、クロ・ヴ―ジョとか、エレガンスのあるボーヌの畑、ヴォルネイかな等という思考回路でいたと思う。
まぁ大外れだったわけだけども。
カッチリ系だでエレガンスあり。そんな自然派の危うさもなくエレガンスも感じられた。
やっぱり温度が上がってきた時にコート・ドールではないと確信できる要素が上がってくるのだけれども答えを明かされるまでに時間がなかった。というのは言い訳。
しかしピュズラのピノの良さはこうゆうとこかと思った次第。
DRCの樽によってノーマルキュベとは少し趣が違うのかもしれないけれども良い出来だった。
滋味のあるわりとタイトな伸びやかなワインだった。

1988 Champagne le Mesnil S Blanc de Blanc Brut Salon



【1911年、ウジェーヌ・エメ・サロンという一介のシャンパーニュ愛飲家が造り上げた唯一無二のシャンパーニュが「サロン」。
複数のクリュやセパージュを組み合わせるアサンブラージュこそ王道のシャンパーニュにおいて、ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネのみを用い、生粋 のブラン・ド・ブランに仕立てられています。このシャンパーニュはパリきっての【社交場】として知られた「マキシム」で振る舞われ、当時の富裕層の心をた ちまち掴んでしまいました。「サロン」は独特の哲学に基づき、ブドウの出来の良い年にだけ、造られています。だからこれまでの100年で、37回のみ販売 されたのです。シャルドネの聖地、コート・ド・ブランの中でもグラン・クリュであるメニル・シュール・オジェの際立ったテロワールで育ったブドウのみを 使ったこのシャンパーニュは、ミネラルを豊富に含み、比類なき複雑なフレーバーを与えられ、その熟成には最低10年をかけています。 「サロン」の特徴を最も的確に表す言葉は「1」。1つの村、1種のブドウ、1つの年。サロンは独り占めせずにはいられないシャンパーニュと言えます。
その「サロン」と同じ村で造られる姉妹メゾンが「ドゥラモット」。250年の歴史とシャルドネへの強いこだわりを持ったメゾンです。】

ネットで拾った分のコピペだけども味わいについてはまさにこの通り。
こんなんパーフェクト中のパーフェクトで、純粋に良いとこの良いとこだけを選りすぐった極繊細ながらひどく充実したシャンパーニュでしたよ。贅沢な事をしていらっしゃると思ったよ。
ブランドブランのイメージで最高の物を想像してみて。。。って言われたときに想像する味わい。。。かもしれない。
でもまだまだ若い。石灰的なミネラルが多いからであるように思うし酸の量が緻密で大量。良い熟成ってのもあったのか泡が細かすぎて、昔あった口の中で弾けるお菓子(ドンパッチ?)、のようなそれを思い出したよ。
ラクラパールのラルティストもこの傾向のブランドブランだとは思うが流石にサロンのスケールには及ばないのかもしれないと思ってしまった。
やっぱりブランドブランの純粋な酸味から来る微かな甘みが凄く好きだ。
パルミジャーノのアミノ酸に当たった時のような喜びに近いけども。
とにかくあっぱれなワインだった。
マロなし凝縮したフリーランジュースのブランドブランは最高だね。
そこに土壌成分と気候と人々の技術と努力がマッチするとこうゆうことになるのかってゆう事なんだね。
長い歴史の偉大さを感じずにはいられない。

1996 Champagne Dom Perignon Rose Brut Moet et Chandon

味わい以外の理由でもプレミアム価格なワインだとは思うのですが、ドンペリコールで出されてしまうのはちょっと悲しい気がしなくもないが。

普通にすんばらしいロゼシャンパーニュの一つだと思う。
ストロベリーとかそんなフルーティな物はなく、ブランドノワールの芳醇な熟成した香りもむんむんするしバターやイーストも含んだ純粋正統高級シャンパーニュのスタイルだ。
味わいはボリューミーで濃厚な面持ちではないが緻密で充実の膨らみだ。
アフターにも伸びやかな品位と熟成感は残るし、やっぱり良いものは良いのだという感想だ。
思ったよりも赤色が濃いなとは思ったが良い思い出、経験となった。感謝。

そしてこれはフランスのモエ・エ・シャンドン社に招待された時の写真。。。


ではなく今年正月、たまたま友達とドライブで栃木の大谷資料館という石切り場に行ったときに飾られていたドンペリである 地下に巨大な石切り場跡が残っていて、ドラクエのダンジョン的な雰囲気の場所だ。
そこでドンペリのベントの記念にという事で置いていったとかなんとかだったと思う。
確か今は気温2℃とかだったと思うが地下セラーにはうってつけの場所だった。
ムルソーも石切り場近くだというし、この辺りで葡萄育てたらリッチなワインはできないかな。
成分的には
硅酸70% / 酸化アルミニューム12.6% /
酸化ナトリウム2.9% / 酸化カリウム2.4% / 石灰2% /
酸化第二鉄1.8% / 水分11% /
その他酸化マンガン・酸化マグネシウム等を含有

だとか。
 残念ながらまぁ無理でしょうけども面白いワインはできそうだなーと思ったプチ旅行記。
観光としても興奮できるスポットでした。


1991 Chateau d'Yquem

「イケムはいつでもイケム。悪い年はない」
とか誰かが言ってたことがあったような気がする。けどあまり確信はない。
けれどもそれに近いことは確信しつつあるような気がする。
今まで91を含め3本(たしか96と03だったような気がする。。。が)飲んだ気がするがどれも素晴らしいイケムであったと思う。
少しのヴィンテージごとの違いはあれどイケムはいつもパーフェクトなものしか世に送り出さないのかもしれない。
イケムのバルク売りというスィシェルですらもほぼパーフェクトのような気もするし。
そのわずかな差すらもイケムとして出すことはないのだからもんのすごいプライドだ。

91のイケムはもしかしたらほんの少し凝縮度は弱いのかもしれない。
以前のものよりコクは薄いような気はする。
でもまぎれもなくイケムだしツヤがあり少しも隙はない。
ただエレガンスとかきめ細やかさは91の方が強い気はする。

でもイケムに裏切られることはほぼないと思うのでビンテージには安心して熟成年数ごとの楽しみ方をした方がおもしろいと思う。

今回はいろんな強者方から「リリース仕立てのイケムのうまさがすごい」という金言をいただいたのだ。

1988 Meursault-Genevrieres Cuvee Philippe-Le-Bon Hospices de Beaune


1988 Meursault-Genevrieres Cuvee Philippe-Le-Bon Hospices de Beaune

 ツヤも熟成度合いも良い感じだが少し熟成にポテンシャルが追い付いてない感じがする。
最近の飲んだワインのラインナップがかなりいいとこという事もあるけれども少し平坦で表現力にかけるきらいがある。
もう2〜5年前に飲んだ方が出てくるものが多かったのかもしれない。
良いワインだと思うけど。

きっとこのワイン単体でテイスティングするともっと良く感じるのだろうがいくらジュヌヴリエールとはいえやっぱり特級クラスにかなうポテンシャルはなくまた格付けの正しさを感じる一本であった。

ともあれ初オスピス。もっと飲み込んでいけば色々な人のエルバージュの妙も感じ取れることもあるかもしれない。

2014年12月31日水曜日

2002 Champagne O.R. 1735 Brut (Grand Cru Millesime) J. de Telmont


周りではシャンパーニュをよくわかっている造り手だとか上々の評判だったようだ
ジ・ド・テルモン。
さすが伝統ある家族経営のメゾン。
こちらはブラン・ド・ブランらしい精緻でクリーンなタッチ。
ユリス・コランとは大分キャラクターが違う。
横に厚いユリス・コランに比べて縦に伸びるジ・ド・テルモン。
対してジ・ド・テルモンの方が7年古いビンテージなのだけれど表面上フレッシュ感は強く感じる。

バランスの良さ、というよりも全体の構図がキッチリカッチリ計算された感はある。
そしてこのカッチリ感は非常にポジティブだ。
やっぱりシャンパーニュに対してはもっと色んな物を経験するのと知識をしっかりつけないと深い考察はできない気がする。

N.V.(09) Blanc de Blancs Les Roises 2009 Ulysse Collin

レ・ロワーズのあるコンジー村は約200年前から、コラン家が葡萄栽培を行っていた村です。

南向きの畑で白亜紀後期の柔らかい石灰岩の表層に粘土石灰質の土壌。
収量は大変少なく、葡萄は完熟し(平均12度)。酸と糖を豊富に含みます。

2008年よりこの区画を単一で醸造。


バリックで野生酵母による自然発酵。
シュール・リーで30~36ヵ月間熟成。

ミルランタージュのシャルドネのみ使用らしい。

正直一口目はブラン・ド・ノワールかと思う節もあった。
色も濃く、厚みのあるというか濃い感じの味わい。
よく見ると濃さは黄色の重なり、味わいもエキスの重なった濃縮系の濃さ。
ミルランタージュの葡萄の良さはここなのだろう。
かなりドライで補糖感は味わいの中には感じない。
酸は飲める程度には和らいではいるもののまだまだ若く、塩のようなミネラルも。
開けてから1時間くらいでやっとバターチックな豊満さが感じられるくらい。
ある種ハンドメイド感もよく出ていると思う。
でもかなりのシャンパーニュなのだろうがやっぱり飲みこんでシャンパーニュの全体像ってものを形づくっていかないとシャンパーニュは語れないな。