2015年1月7日水曜日

2011 Marsannay l'Ancestrale Sylvain Pataille

【このワインは非常に長期熟成のポテンシャルを持つワインです。
マルサネのなかでも3つのClos du Roy, Clemengeot,
Les Ouzeloyという一流の場所にある、
樹齢65歳から80歳という古木から
選りすぐられたブドウが使われています。
この、非常に神経を集中させて造られたワインは
ビン詰まで通常はまるまる2年間セラーで寝かせられます。
ヴィンテッジの状態によっては、
シルヴァンはほとんど全房または100%全房で発酵させます。】


とても深い色をしている。積層的な色あいだ。
リアルワインガイドによるとひいお爺ちゃんのワイン生産者時代のオマージュの意味を持つランセストラルは27カ月も樽熟成をさせる。

だからだろうか、酸化のニュアンスの無いブルネッロ的な質感に近いように思う。

最近のテイスティングではリジーニのブルネッロとかに近い感触がある。
ワインのポテンシャルに階層があるとしたらかなり深く、しかも太く深い印象だ。
巨大な地下空間の広がる炭鉱の入り口に立っているように、表面しか拝めないが入り口に立っているだけでオーラを感じるワインだ。

かなり細かいウィヤージュをしているんではないかというくらい、とにかく積層的なエキスで照り、ツヤがありさらにピュア。
石灰的なミネラリティもあるしミュジニーのイメージに近いかもしれない。
いや、土壌の質的にはヴォルネイかな。

そして伸びる。
ものすごいポテンシャルだと思う。
あと瓶がでかい。

2013 Trebbiano Toscana Bianco I.G.T. Fattoria Anbra


深みはないが美味しい。
こうゆうワインは高級ワインとは別物の感覚でいた方が良い。
熟成によってほぼ良くなるのはせいぜい3、4年かもしれない。
それも熟成というよりも寝かせるとか落ち着かせるという意味合いが強い。
むしろリリース仕立ての方がオイシイかもしれなく荒れの影響も感じることは少ない。
それでもそのラインのワインがちゃんとしたものかどうかを見極めるのは結構難しい。
味付き、バランス、酸の構成、残糖、ケミカル度等々、造り手がワインをわかっているかどうかは意外と感じ取れる部分が大きい。
このワインはそのような意味で非常に良い。
中域の味わいがちゃんとノっている。
受け入れるキャパシティーの広いワインラヴァーになりたいと思う。

2015年1月6日火曜日

2008 Touraine Pinot Noir Mise Particuliere / T.Puzzelat



自分のの中での良いピノ・ノアールの基準が狭い。。。
そんな事を最近は何となく感じていたのですが。
今回はブラインドでそのタガが少し外れたかなと感じた。
コンスタントにブラインド勝負をしたいものです。

これはネゴスものだがDRCの樽を手に入れたピュズラのピノになるとのこと。
正直今までピュズラのピノは今一うーんという感じはありました。
何度か色んな所でテイスティングさせていただいているのだけれども。
最初はロワールという言葉も浮かぶこともなくシャンボール的な要素のあるどこか近くのニュイの畑、クロ・ヴ―ジョとか、エレガンスのあるボーヌの畑、ヴォルネイかな等という思考回路でいたと思う。
まぁ大外れだったわけだけども。
カッチリ系だでエレガンスあり。そんな自然派の危うさもなくエレガンスも感じられた。
やっぱり温度が上がってきた時にコート・ドールではないと確信できる要素が上がってくるのだけれども答えを明かされるまでに時間がなかった。というのは言い訳。
しかしピュズラのピノの良さはこうゆうとこかと思った次第。
DRCの樽によってノーマルキュベとは少し趣が違うのかもしれないけれども良い出来だった。
滋味のあるわりとタイトな伸びやかなワインだった。

1988 Champagne le Mesnil S Blanc de Blanc Brut Salon



【1911年、ウジェーヌ・エメ・サロンという一介のシャンパーニュ愛飲家が造り上げた唯一無二のシャンパーニュが「サロン」。
複数のクリュやセパージュを組み合わせるアサンブラージュこそ王道のシャンパーニュにおいて、ル・メニル・シュール・オジェのシャルドネのみを用い、生粋 のブラン・ド・ブランに仕立てられています。このシャンパーニュはパリきっての【社交場】として知られた「マキシム」で振る舞われ、当時の富裕層の心をた ちまち掴んでしまいました。「サロン」は独特の哲学に基づき、ブドウの出来の良い年にだけ、造られています。だからこれまでの100年で、37回のみ販売 されたのです。シャルドネの聖地、コート・ド・ブランの中でもグラン・クリュであるメニル・シュール・オジェの際立ったテロワールで育ったブドウのみを 使ったこのシャンパーニュは、ミネラルを豊富に含み、比類なき複雑なフレーバーを与えられ、その熟成には最低10年をかけています。 「サロン」の特徴を最も的確に表す言葉は「1」。1つの村、1種のブドウ、1つの年。サロンは独り占めせずにはいられないシャンパーニュと言えます。
その「サロン」と同じ村で造られる姉妹メゾンが「ドゥラモット」。250年の歴史とシャルドネへの強いこだわりを持ったメゾンです。】

ネットで拾った分のコピペだけども味わいについてはまさにこの通り。
こんなんパーフェクト中のパーフェクトで、純粋に良いとこの良いとこだけを選りすぐった極繊細ながらひどく充実したシャンパーニュでしたよ。贅沢な事をしていらっしゃると思ったよ。
ブランドブランのイメージで最高の物を想像してみて。。。って言われたときに想像する味わい。。。かもしれない。
でもまだまだ若い。石灰的なミネラルが多いからであるように思うし酸の量が緻密で大量。良い熟成ってのもあったのか泡が細かすぎて、昔あった口の中で弾けるお菓子(ドンパッチ?)、のようなそれを思い出したよ。
ラクラパールのラルティストもこの傾向のブランドブランだとは思うが流石にサロンのスケールには及ばないのかもしれないと思ってしまった。
やっぱりブランドブランの純粋な酸味から来る微かな甘みが凄く好きだ。
パルミジャーノのアミノ酸に当たった時のような喜びに近いけども。
とにかくあっぱれなワインだった。
マロなし凝縮したフリーランジュースのブランドブランは最高だね。
そこに土壌成分と気候と人々の技術と努力がマッチするとこうゆうことになるのかってゆう事なんだね。
長い歴史の偉大さを感じずにはいられない。

1996 Champagne Dom Perignon Rose Brut Moet et Chandon

味わい以外の理由でもプレミアム価格なワインだとは思うのですが、ドンペリコールで出されてしまうのはちょっと悲しい気がしなくもないが。

普通にすんばらしいロゼシャンパーニュの一つだと思う。
ストロベリーとかそんなフルーティな物はなく、ブランドノワールの芳醇な熟成した香りもむんむんするしバターやイーストも含んだ純粋正統高級シャンパーニュのスタイルだ。
味わいはボリューミーで濃厚な面持ちではないが緻密で充実の膨らみだ。
アフターにも伸びやかな品位と熟成感は残るし、やっぱり良いものは良いのだという感想だ。
思ったよりも赤色が濃いなとは思ったが良い思い出、経験となった。感謝。

そしてこれはフランスのモエ・エ・シャンドン社に招待された時の写真。。。


ではなく今年正月、たまたま友達とドライブで栃木の大谷資料館という石切り場に行ったときに飾られていたドンペリである 地下に巨大な石切り場跡が残っていて、ドラクエのダンジョン的な雰囲気の場所だ。
そこでドンペリのベントの記念にという事で置いていったとかなんとかだったと思う。
確か今は気温2℃とかだったと思うが地下セラーにはうってつけの場所だった。
ムルソーも石切り場近くだというし、この辺りで葡萄育てたらリッチなワインはできないかな。
成分的には
硅酸70% / 酸化アルミニューム12.6% /
酸化ナトリウム2.9% / 酸化カリウム2.4% / 石灰2% /
酸化第二鉄1.8% / 水分11% /
その他酸化マンガン・酸化マグネシウム等を含有

だとか。
 残念ながらまぁ無理でしょうけども面白いワインはできそうだなーと思ったプチ旅行記。
観光としても興奮できるスポットでした。


1991 Chateau d'Yquem

「イケムはいつでもイケム。悪い年はない」
とか誰かが言ってたことがあったような気がする。けどあまり確信はない。
けれどもそれに近いことは確信しつつあるような気がする。
今まで91を含め3本(たしか96と03だったような気がする。。。が)飲んだ気がするがどれも素晴らしいイケムであったと思う。
少しのヴィンテージごとの違いはあれどイケムはいつもパーフェクトなものしか世に送り出さないのかもしれない。
イケムのバルク売りというスィシェルですらもほぼパーフェクトのような気もするし。
そのわずかな差すらもイケムとして出すことはないのだからもんのすごいプライドだ。

91のイケムはもしかしたらほんの少し凝縮度は弱いのかもしれない。
以前のものよりコクは薄いような気はする。
でもまぎれもなくイケムだしツヤがあり少しも隙はない。
ただエレガンスとかきめ細やかさは91の方が強い気はする。

でもイケムに裏切られることはほぼないと思うのでビンテージには安心して熟成年数ごとの楽しみ方をした方がおもしろいと思う。

今回はいろんな強者方から「リリース仕立てのイケムのうまさがすごい」という金言をいただいたのだ。

1988 Meursault-Genevrieres Cuvee Philippe-Le-Bon Hospices de Beaune


1988 Meursault-Genevrieres Cuvee Philippe-Le-Bon Hospices de Beaune

 ツヤも熟成度合いも良い感じだが少し熟成にポテンシャルが追い付いてない感じがする。
最近の飲んだワインのラインナップがかなりいいとこという事もあるけれども少し平坦で表現力にかけるきらいがある。
もう2〜5年前に飲んだ方が出てくるものが多かったのかもしれない。
良いワインだと思うけど。

きっとこのワイン単体でテイスティングするともっと良く感じるのだろうがいくらジュヌヴリエールとはいえやっぱり特級クラスにかなうポテンシャルはなくまた格付けの正しさを感じる一本であった。

ともあれ初オスピス。もっと飲み込んでいけば色々な人のエルバージュの妙も感じ取れることもあるかもしれない。