2014年5月24日土曜日

Fleur de Clinet Pomerol 1992 Chateau Clinet

Fleur de Clinet  Pomerol 1992 Chateau Clinet
これも店の奥から出てきたシリーズだけどびっくりするワインの性質を発見した。
あまりボルドーに馴染みのない自分ですが(ソムリエ試験の時は60シャトー暗記はほぼ捨てていたし(汗))
という事で復習。
Pomerolに格付けはない。
サンテミリオンの北西。
ドルドーニュ川の右岸。粘土質と砂利質が混じり合った酸化鉄の土壌でメルロ種主体のワインが多い。
小さな葡萄畑が多い。
 ボルドー全体の地図でみたらちょうど真ん中くらいの位置。
 これはシャトークリネのセカンド。
当時はわからないけど、今のフルールドクリネはファーストのシャトークリネと同じスタッフ、同じ醸造方法で造られている。
現在のはメルロ95%、カベルネフラン5%。
木樽にて発酵後、ワインの熟成には新樽、1年樽、ステンレスタンクが用いられる。現在シャトーは9haの畑を所有、ル・グランド・ヴィーニュ、ル・アルジル、ル・ブラトー。 1haあたり6600本のブドウ樹。
20-25hl/haという低収量のところもある。清澄、濾過なしで瓶詰め。


びっくりしたのは開けて飲んでみたらムワッと醤油っぽいアカン香りが出てきてちょっと飲んでみたけど、とてもじゃないけど飲めたものじゃなかった。
その時の判断はあーこれはもういっちゃってるなぁ。
当時は輸入状況も管理も今ほど良くないしその影響受けてんのかなって感じだった。
それで放置していたのだが、Noisyさんがもう一度飲んでみろよというので3日目くらいに飲んでみたら、あれ?いける。
んで、次の日飲んでみたら昨日よりいける。
そのまま放置して2週間後くらい、普通にいける(おいしいかというとちょっと違うけど)
香りは醤油的な香りは日に日に消えていき(完全には消えない)、ドライフラワーの枯れた香りやブラックペッパーとアニス、獣州、なめし皮、ドライにしたレーズン。
味わいは日に日に舌がすぼまるようなタンニンは消えていき、なめらかでメルローらしさがかんじられるようになってくる。
最初はザっっとした舌触りもあった。味わいの中域の部分は昔はあったんだろうけどちょっと後退して口に含んだ瞬間は薄く感じる。昔通っていたソムリエスクールの先生が古酒は古くなれななるほど徐々に品種の個性は消えていき最後は透明の液体に向かっていくということを言っていたが、それに向かう過程なんだろうなって感じだった。このワインのポテンシャル的に飲み頃はとっくに過ぎているけど。
アフターもシュルシュルシュルシュルル…って感じで広がりはしないが嫌な感じはなくなっていった。

初日は揺らしたこともあり澱が舞っていたんだろうという事。
古いワインの澱を落とす重要性を感じた。
澱が舞っている状態と舞っていない状態では全然味が違う。
ルモワスネが蔵出しするときに一本一本澱をひくらしいがそのような細かな作業があの艶がある色っぽさを出すことにつながっているのかも。
澱も旨みを引き出すことや長期の熟成においては必要な事なのかもしれないけど実際に飲むときには不快な要素になる時もあるという事だろう。

だからデキャンタージュの必要性もあるんだろうし。
ブルゴーニュのピノ等の場合はよっぽど収量制限して遅摘みじゃなければあのエレガントで繊細な香りも飛んでしまうんだろうけど、タンニンの質と量に果実の熟度の高い場合はデカンタージュした方がいいのかも。
造り手はやっぱりいつ飲んでほしいワインかということで澱の含有量を変えているのかな。
5〜6年程度だったら飲むときに澱が混じっていても不快 に感じることは少ないけど。

2014年5月21日水曜日

源作印 GKT 製造年月日 1997年7月 秩父ワイン

源作印 GKT  製造年月日 1997年7月 秩父ワイン
お店の奥の奥から出てきたシリーズです。
製造年月日が7月になってるから瓶詰めした日なのかもしれない。
埼玉で造られているワイン。たまに日本ワインの雑誌やこの辺だとスーパーで見かけるけど初めて飲んだ。
もわっと一度高い温度下 にあった事を想像させる温かい空気がでてくる。
あ、でもこれって20年くらいたったワインによくあるからもしかしたら違う原因もあるのかも。
当時はどこも今ほど状態管理はできない状態だっただろうけど。
んで、甘い。結構な残糖を感じる。もともとこんな長い年月をかけて飲まれると想定はしていない造りだとは思うが甘いからまだなんとか飲めるといった感じ。
シェリー的な産膜酵母的な香りはあるが 甘いからそれほど進行していないのだろうか。
ジューシーさを甘さで補おうと考えたのか。
あとやっぱり日本的なニュアンスがある。
酵母の種類が欧米とは違うのかな。
麹のニュアンスがあるもの。
今度休みの日にでも行ってみようかな。


日本のワインに思うことは、もちろん全てとは言わないけど、酸とミネラルが少ないと思うことが多い。凝縮感や果実のノリに満足がいかないことが多い。
最近は大きな試飲会に行って試飲を繰り返しているとだんだんと歯が染みてくる。(特にオーストリア、ドイツ、アルザスなど)
この間も試飲会で歯が染みてきたからもう帰ろうかと思ったが、日本ワインのエリアを見つけテイスティング回りをしたけど歯の染みは止まってしまった。
単純に酸の量がそれだけ少ないんだと思った。
酸とミネラルが少ないから水っぽく感じる時もあるし、高くても味が薄いのに樽の風味が香る時があった。
でも年々このあたりは改善されていると感じるし頑張ってほしいと思う。
小布施ワイナリ―が山梨の農家のマスカットベリーAで一時期造っていたワインが美味しかった記憶がある。ロッソディモンタルチーノ的なバランスだった。
またその試飲会では岩の原葡萄園のマスカットベリーAのロゼスパークリングと白の甘口が美味しかった。
その他にも気になったのがいくつかあった。
ピュアで味わいのノッた日本ワインを飲んでみたいと思う。なるべく甘くないので

2014年5月18日日曜日

Puligny-Montrachet 1erCru Les Folatieres 2011 Bachelet-Monnot

Puligny-Montrachet 1erCru Les Folatieres 2011 Bachelet-Monnot
印象に残っているピュリニーとして初。
イタリアンで働いてた時はなぜか特に理由もなくフランスワインを敵対視していたけど最近は感服させられっぱなし。
バシュレ=モノは試飲会でブルゴーニュブラン、マランジェ、ムルソー、シャサーニュ、ピュリニーとテイスティングしたが一番ポテンシャルが高いと感じたピュリニーの畑、レフォラティエール。
最初まだ温度が低い段階でピンと張った味わい。酸がピンと張っているというのもあるだろうけど、ミネラルとか相まって全体のイメージがピンとしているような感じ。
後半にかけてオイリーさと凝縮度、果実味、旨みといった要素が良くとらえられる。
シュッとしているが後からボリューミー。
香りは柑橘(レモン、グレープフルーツ)に少し良い意味での緑(ハーブ系)。
うちのおじさんは 「デリシャスリンゴ(古っ!)的までは行かない・・ピュリニーの村に入ったかどうかというようなニュアンスで、ムルソーにまだ足も残ってるよ?・・みたいな感じ。」と書いてたが非常によくわかる。
味わいにリンゴを感じるがレモンもグレープフルーツも感じる。時間が経つとより凝縮しているブドウから造られた感がでてくると同時に厚みがよくわかるようになり、少し樽のニュアンス。(表に出てきている感じではない)
この事から2〜3年後がこの辺りのニュアンスが馴染んでくると思う。
今飲むならテイスティングした印象はブルゴーニュブランとマランジェ、ムルソーとシャサーニュもかなり特徴をとらえていながらピュア、で酸がキレイ、ミネラルを感じる、厚みがある、とかなり僕好みのテイスト。
ただしうちにはブルゴーニュブラン、ピュリニーモンラッシェ・レ・フォラティエールしかないけど、売れたら仕入れられるかもしれない(仕入れられたら飲めるかもしれないので)ので願いを込めてお店のリンクを貼っときます。
http://www.wine-selects.com/ShinMem_Now_2.shtml
なによりこの造り手が僕と同年代なのがめちゃくちゃ嬉しいし負けてられんとも思う。

2014年5月14日水曜日

Costoliso 2011 La Baronne

Costoliso 2011 La Baronne
グっと旨みがあって残糖があると思うんだけど酸あり、ミネラルが溶け込んでいるから清涼感とも言える感じもあり気持ちよく飲める白。飲みごたえがあるけど疲れない。
ゴクゴク飲めてコスパも良い。
グルナッシュグリ初体験。
色もグリって感じの色で薄くピンクがかっていた。確か軽く濁っていと思う。無濾過だろう。
旨みの引き出し方がブルノ デェシェン節が効いていると思う。
よく冷やして和食と合う。
梅や紫蘇と合うことが判明したのは驚き。
熱い地域なんだろうけどダレない造りはさすが。
 デイリーユースでこれは良いなと思うワイン。

2014年5月13日火曜日

Grand-Echezeaux Grand Cru 2001 Vincent Girardin

Grand-Echezeaux Grand Cru 2001 Vincent Girardin
名前にビビっちゃうわけではないですが、ガツンと来ますね。
ポテンシャルがやはり全然違うなー。
たった何百メートルの違いかもしれないのに、飲むと全然違うんすよね。
一応理由はわかるんだけど理解できねー。
やっぱ畑に行って実感したい。
全体のイメージはカシス、プルーン、なんだよな。それにスミレが少し。野性的なニュアンスがほのかに纏っているような。
香りと味わいにに余裕がある。
プロサッカー選手が高校生相手にプレーするような。
ワイン全体の厚みが格段にあり、タンニン、ミネラル、がそれに負けないものを持っている。
特にタンニンの質が良く量が多いと感じる。
昔飲んだ89、90のブージョ、クロヴージョのタンニンが馴染んでる感を考えるとグランクリュクラスは20年くらいの熟成が妥当なのかもしれない。畑にもよるだろうが。
物によるし大概はそんなに待てないけども。
正直まだ固い印象もところどころに感じる。

ワインになる前のブドウが小粒で凝縮していることがイメージできる。
もちろん造り手の意気込みもグランクリュの方が気合いが入るだろうがそれに答える畑のポテンシャルがあるんだろうな。
でも、声を大にしては言いづらいが、本当個人的な好みで、比べるのであればロバートグロフィエのシャンボール=ミュジニー、レザムルーズの方が好きだ。

2014年5月10日土曜日

Chambolle-Musigny 1er cru"Les Amoureuses" Robert GROFFIER Pere&Fils

Chambolle-Musigny 1er cru"Les Amoureuses" Robert GROFFIER Pere&Fils
小さな赤、黒果実にスミレ、非常に洗練された香りで穏やかに広がっていく。
豊かな厚みに全体的なエキス感。ほどよく溶けてきたミネラル感と鼻を抜けてくエレガントな余韻。
めっちゃウマイです。
個人的にはシャンボール=ミュジニーはかなり好きなのかもしれない。
香りの鼻を抜けて行き方とか繊細だけども芯はあるとか酸とミネラルのバランスとか。
タンニンが非常に細かい感じとか。
特に飲み頃にぴたっとはまった時の後半のエキス感とか。
体に染み入る味わいなんだよなぁ。
でも一級はやっぱり奥行きが一段違って満足感は半端なく、幸せな気持ちになっちゃいますね。
全体がエキスみたいな。
でもまだまだ全力じゃないですよ、なところがありますね。

お年頃のミュジニーやボンヌマール飲んだら卒倒しちゃうんじゃないか(笑)
個人的にはミュジニーの方がタイプだと思うんだよなぁ。

2014年5月7日水曜日

Vall Pompo 2002 Bruno Duchen

Vall Pompo 2002 Bruno Duchen
オレンジがかった黄色に還元香(硫黄のような香りと僕的に解釈している)が支配的でグレープフルーツ、桃、パイナップルと少しづつ顔を出していく。
味わいは場所的にも酸が残しづらい土地ということもあるのだろうがよく熟していてオイリーまろやか。
凝縮感がたっぷりでかなりの収穫制限をしているはずだと思う。
フレデリック・コサールの元で修業したころの影響なのか甘味も感じる。
2008コラル・ヌーを飲んだ時のミネラル感が前面に出てくる造り手なのかなと思ったら白の場合は凝縮感、ジューシーを感じてちょっと驚き。
熟成年数の違いにによって酸が和らいでいる分を差し引いても。
甘味は熱い地域ゆえ、糖度が上がって、さらに低収量により 濃密になったという事だと思う。
非常に個人的な好みの話になるけど今の僕は白ワインに関しては発酵しきれるだけの糖度で完全発酵させ、ドライなものが好きなんだと思う。
厚みや凝縮感も必要だがもしかしたら低収量すぎるというのもバランスが傾くのかな。
それか寒い地域の方が酸は確保できるわけだから低収量の場合、酸とのバランスはとりやすいのかな。
その辺はまだ熟成期間による酸の変化も確かめるためヴァルポンポのもっと若いビンテージを飲んでみようと思う。

2日目にテイスティングできる機会を得られたのでしてみたら1日目の還元香が飛んで(まだ残ってはいるが)ワイン本来の表情がやっと出てきた。上の感想はほぼ2日目に感じたもの。
1日目は還元香でかなり見えてなかった部分があったと思う。
白だけど今度デキャンタージュ試してみようかな。
飲む機会がある方がいたら前日に開けておくのもいいと思う。
ブリュノ・デュシェンのワインは一週間くらい楽しめると思うから。
少なくとも2002年はまだまだエネルギッシュ。

Chablis Grand Cru"les Clos"2011 Vincent DAUVISSAT

Chablis Grand Cru"les Clos"2011 Vincent DAUVISSAT
シャブリグランクリュの若い時期を見てみたかったのだが残念ながらブショネ。
コルクほど液体はやられてるとは思わなかったが香りが取りづらい。
ブショネの中期症状は味わいが平坦になるという意見になるほどー。
味わいの大きさとミネラル厚みがかろうじて感じられるかなと思うがもやっとした味わいで分かりづらい。ぼやけて丸みが出て、青く甘いような感じがする。
余韻にポテンシャルの高さが伺えるが同時に余韻にブショネ感が強い。
香りは緑っぽさがあったがブショネの余韻だったのか、若いシャブリグランクリュの香りなのか?
 しかし本当に2011シャブリグランクリュを開けてくれる男気に感謝します。


2014年5月6日火曜日

Margaret River Chardonnay art series 2004 Leeuwin Estate

Margaret River Chardonnay art series 2004 Leeuwin Estate
久しぶりにニューワールドのワインを飲むとインパクトありますね。
やっぱり凝縮感とオイリーさ、樽の使い方等全然違います 。
かなり強い樽香でローストもけっこうされたような感じ。
オイリーでねっとり感もあり、よく熟していてジューシー。メロンみたい。
まだまだ熟成に耐えられそうですね。
酸はキレイに出てて角が取れてきているようで香りはかなり開いているしこの辺りで判断するなら今が飲み頃かな。
底を支えるミネラルがあるのでバランスも良いのかな。
裏で支えるような樽使いじゃなくてルーウィンエステイトのような樽が前面に出てくるような作りはコクや凝縮感にプラスに働く代わりに、ミネラルの繊細さを覆ってしまうのかもしれない。
でも香りや味わいのボリュームはかなり大きく、明るくおおらかなワインだと思う。

Champagne Brut Belle Epoque 2006 Perrier Jouet

 
Champagne Brut Belle Epoque 2006 Perrier Jouet
発酵中のパンのような酵母の香りが支配的でその中にグレープフルーツ系のコクのある香り。
自分的には言われればまぁ白い花的香りがあるかもと思うくらいです。
それともこの全体の香りのイメージがアネモネ的ってこと?
味わいの中に妙があると思う。
ミネラルと果実味が合致したようなコクと酸味に細かな泡。バランスが取れていて高級感、鼻を抜けるエレガントさもある。
酵母系の香りが出てるとその中にあるフルーツ系の香りも複雑に感じるように思う。
先のダヴィット レクラパールの2007年と比べると2006年にしては熟成感が出てるように思う。
老舗シャンパーニュらしく全体的に安定感がある。今飲んでおいしい

Champagne Premier Cru Blanc de Blanc L'artiste Extra Brut N.V(2007) David Leclapart

Champagne Premier Cru Blanc de Blanc L'artiste Extra Brut N.V(2007) David Leclapart
ドライで繊細、冷たい酸と、まさにピカピカに研ぎ澄まされた刀のイメージ。
でも実はアフターに自然でピュアな甘みがポッと顔を出す。
レモンのようなシュッとした酸味と香りもあり非常に洗練されている。
キレッキレなシャンパーニュ。
あ、画像がぶれていてすみません。
骨格があるというより中心に芯が一本通っているという印象。
このような醸造の技術とセンスがあり、自然派の造りを取り入れているような造り手が一番好きだなぁ。
熟成後の顔も楽しみな一本。今飲むのもおすすめ。
現在なかなか難しい生魚と合わせるワインの一本にも良い。
時間が経てばまた合わせる食材も変わってくるだろうな。
 

2014年5月4日日曜日

Grappa di Vinaccia di Amarone L'Arco

Grappa di Vinaccia di Amarone L'Arco
ワインではなくグラッパ。
えー…まず当たり前ですがブルゴーニュグラスで飲むのはお勧めしません。(笑)
グラッピーノがなく果敢にチャレンジしましたがむせます。(苦笑)
グラッパは安いグラスでしたらショットグラスみたいのありますが個人的には足がついていて上がちょっと開いてるチューリップ型のが好きです。

ラルコは3年ぐらい前にヴァルポリチェッラを飲みましたが当時まだレストラン働いて2年目くらいでワインのワの字くらい知らなかったわけですが(今でもせいぜいイの字くらいしかわからないかもしれませんが)非常になめらかで優しい味わいにうんめぇーと思った記憶があります。年配のお客さんにうけてたかな。
そのイメージがあってグラッパもラルコを選んでみたわけですが、やはり優しくまろやかでほのかな甘みを感じます。
香りはブドウの皮の香りやら葉っぱっぽい香りやら杉っぽい香りやら複雑~な色々混じった香りで良い感じです。(もちろんアルコールは立ち上がってきますが)
まろやかですよ。富士山麗のミネラルウォーターのような軟水みたいなまろやかさです。
漫画バンビーノででてきたように食後エスプレッソに砂糖いれて飲んだ残り滓に注いで飲むのもオツですが個人的にはまろやか系グラッパはさらしに浸してタレッヂォチーズに巻いてジップロックに入れて一週間以上寝かして食べるのが好きです。
アマローネやボルドーの古酒に合わせたらきっと最高のツマミでしょうよ。
グラッパはブドウの滓の香りがダイレクトにする気がして好きです。

寝つき悪いし寝起きキツイし…ということでグラッパ飲んで寝たいということもあってで買いましたがやっぱり効果ありますね!

2014年5月3日土曜日

Vosne-Romanee la Motagne 2010 Domaine Bruno Clavellier

Vosne-Romanee la Motagne 2010 Domaine Bruno Clavellier
冷たい酸を感じます。(ピチピチではなく張っているような)
香りは赤い果実に緑のハーブ系の香りがあるように感じます。
キュっと詰まったエキス感もあり、繊細であります。
かといって芯もあるので2〜3年後、酸がやわらいできた時の楽しみもあります。
でもちょっと状態悪くなるようなところにおいたらすぐぼやけちゃうと思います。
扱いには気を付けたいところであります。
以前飲んだDomaine Bruno Crairが温かい酸のニュアンスを感じたのとはだいぶ違います。もちろんビンテージも畑も違いますが。(Bruno CrairはVosne Romaneeのles Champs Perdrix 2006)
Les champs perdrixの方が少し南にありla Montagneの方が少し北、標高は少し高そうに見えるがもしそうだとしてもその違いだけでなくBruno Clavellir は少し収穫が早いのかも、と思う。
完熟一歩手前かなぁ。
でもミネラルの感じやワインの厚みは近いものがあるように思う。
半年〜3年後くらい、酸が和らいで来たらもうちょっとツルッとしてきて奥に隠れ気味な果実味が出てきてくれるとより良いかもしれない、と予想させていただきます。(経験浅いoisyの経験則ですから当てにはしないでください。もうちょっと経験積んだら自身持てるのかもしれません)
今飲んでも美味しいですけど。飲む温度が上がるほどおいしくなりますし。
ピュアですし、フレッシュ!て感じじゃないけど新鮮な酸と香りがあり若々しさもあり(それがちょっと苦く感じる?)
 タンニンも割としっかりありボディもある。
バランスは良いけど酸味が少し和げばもっとバランスがよくなるんじゃないかなというとこから来る半年〜3年の予想です。
あとほのかにタンニンに粗さが残る感があったため。


2014年5月2日金曜日

Corral Nou 2008 Vigneron Bruno Duchen

Corral Nou 2008 Vigneron Bruno Duchen

香り、めちゃくちゃ良いです。
最初、良いピノっぽい!と思ってしまったがだんだんと土や腐葉土っぽく獣っぽいんだけど。(いまだにこの香りなんて表現したら良いかわからないんですよね)
Bioの造り手で良く出会う香りなんだけど豆っぽさや嫌なところがなく、いろんな香りが混ざって複雑で、果実系の香りもあるからしつこくなく…そしてブワッっと強烈な香り。
ギリギリを攻めているような!
それで体に染み込むうまさ!
最近僕はこれはミネラルの多い土壌とピュアさがあるワインの特徴だと勝手に判断しているんですが。
とりあえず新たな発見があるまでこの考えでいきますよっと。
でもミネラル含有が多いワインだと液体に馴染まないと苦く感じたり固く感じたりする!と思います。
ワインの骨格はミネラルなんじゃないかな?
というか僕はそうゆうワインの方が好きだな、個人的に。果実の濃さやタンニンを支柱にしているようなものよりも。
ルイ・ユエランのシャンボール=ミュジニーもそのようなイメージだと思う。(ミネラルに関しては)
ギイ・ヤールのジュヴレも最後はミネラル多いなと感じたし。(もうちょっと鉄っぽさがあるミネラルだったけど)
で、ミネラルは時間をおいて飲んだ方がその量がわかりやすい。
テイスティングでわかればいいんだけどねぇ…(汗)
まぁでも少しづつわかってきているような気はする!(苦笑)
それにしてもダイナマイト植樹とはまさにダイナミックですね。
しかしなぜそのような土地を選んだのか、わかるような気もします。
奥さんの事もあったのだろうけども。
しかし染み入るうまさだ~!
超うめえ!
パーッとやりたくなるわー。こうゆうワインは好きだわー。
エキス感もあるし。
俺も造るならこうゆうワインが造りてー!