2014年11月30日日曜日

2013 Bonarda Colli Piacentini Il Vei

2013 Bonarda Colli Piacentini Il Vei

 多分1500円くらいになるのだろうと思うのだけども、めっちゃ良い。
全体的に紫7:赤2:黒1くらいのテイストだがピュアで新鮮さを保ったままバランスの良いワインとなっている。

値段的にみてもポテンシャルどうこういうワインじゃない。
ただ人工的な酸味や甘味は全くなく、それでいてバランスが均等で無理なく充足したピュアな味わい。
別に凝縮感とか特筆するくらいはないんだけど、全然薄いところはない。
普通に安くておいしいという素晴らしいワインだ。
良い仕事してるな~という感想。

2009 Sans Temps Matin Calm

2009 Sans Temps Matin Calm


冷涼な酸とローヌ的な完熟ブドウのニュアンスが両方存在できる珍しいエリアなんだろう。
新鮮な果実のようなワインであり、岩ミネラル。
プルーンのような凝縮度と品の良い甘いフルーツの香りを持ち、石灰ミネラル系エレガントな要素も持っている。
そして凝縮感はいやらしさや棘のないエキス的な重なりの物。
味わいはほぼドライに思うが少し還元的であり、ガスもわずかに残っている。
渋味はほとんどなく、 旨みが全体にいきわたっていて、これが2000円前半ならとても満足度が高い。

めちゃナチュラルピュアなワインでありながらポテンシャルもある。
重心のしっかりした素敵なワインだ。

2014年11月29日土曜日

2007 Brunello di Montalcino Lisini

2007 Brunello di Montalcino Lisini

 こいつはね、イタリアからブルゴーニュに趣向が移った僕が違和感なく美味しいと言えるブルネッロですよ。

とっかかりが無くきれいにエキス的なブルネッロであり、しかし酸化熟成の要素が程よくトッピングされているのではないかという感じですよね。
きっとこまめなウィヤージュをされる方なのだと思う。
まぁもちろんそれだけじゃなくて味わいの色々なところが良い感じなんだ。
レアーなビステッカと合わせるしかないよ、本当に。
そしてブルネッロはリリース時からある程度開いているんだよ。
こんな嬉しい事ってないよね。




というか、ブルネッロって状態良いとこんなおいしいんだなぁ~。
ヤバいな。
本当に新鮮なフルーツのピュアさが活きているよ。
ぜひこの状態で飲んでほしいよ。
常温でひと夏超えたのとはダンチの差だよ。
グラマラスだけどピッチピチだよ。

2009 Beaune Sur les Greves premier Cru Domaine du Chateau de Chorey

2009 Beaune Sur les Greves premier Cru Domaine du Chateau de Chorey

 前にもテイスティングしたけどまたテイスティングできる機会があったので雑感。
やっぱり、いぶし銀なワインであり、コート・ド・ニュイとは違う重たい旨みが染み入る。
それはショレの味なのかもしれないけどやっぱり好きだな 。
しみじみウマイ。

大事な事だと思うのでもう一度書いとこう。

しみじみウマイ。染み滋味旨い。

骨太なシャルドネである。
味わいがいがある。
そして長くウマイんfだと思う。
こうゆうワインが飲みたいんだよ。

2004 Chateau Doisy Daene

2004 Chateau Doisy Daene

やっぱ、ソーテルヌのセカンドって絶対お買い得だと思うのは僕だけ?
こいつも良い感じに熟成が入ってきててイケム系よりもトロピカルで明るいイメージだな。
エレガントなのは間違いないんだけどこれが5000円代ってのはなかなか信じられない。
貴腐でセカンドと言っても酸とミネラルがしっかりあって甘美で蜜な感じは一級品だよなー。
まぁしかし、レクストラヴァガンはそれこそ「とんでもなくスゴイ」んだろうけど。。。
チーズ&じゃが、とかチーズ&キノコ系は普通に食中酒でもいいよね~。
クワトロフォルマッジョ系を蜂蜜かけないでこれと食べたらいいよ。
あ、チーズベースのピザに合わせるワインって甘口ワインと相性いいのかもね。
(ただし甘いだけは除く)

1996 Chateau Carbonneux Blanc

1996 Chateau Carbonneux Blanc

絶妙なタイミング。熟成の妙を味わえる。
シーソーに乗って両サイドともに浮いている状態を維持しているような感覚。
ブルゴーニュとはまた違った石ミネラル。
それも均等に味わいの中に充足しているように万弁ない。
これ以上いくと酸化のニュアンスが勝ってきてツライ時期に入ってくるのかもしれない。
すでに片足突っ込んだみたいな感じ。
しかしウマイ。
蜜のようだ。
低温劣化的な印象は全く受けない。
よく開いている。

2014年11月14日金曜日

N.V. Champagne Grand Cru Brut Essentiel Benoit Lahaye

N.V. Champagne Grand Cru Brut Essentiel Benoit Lahaye

 ミネラルだなぁ。塊のようなおそらく石灰系ミネラル。キンキンに冷えていてもしっかりと感じられる。
そして酸とミネラルが多いので少し刺激的に感じるところもある。。
これは熟成を重ねるほど素敵なシャンパーニュになる、耐えられるという事に繋がっているのだと思う。
良い意味で先の見えないワイン。

 純粋でビチッと焦点の定まった迷いのない味わい。
おっどろいた。
脂肪がなく隅々まで必要な要素で満たされている感じだと思う。洗練されている印象を受ける。
 良いところばっかりしか書けないが、上等シャンパーニュの経験が浅いのもあると思いますがこのワインは自分のシャンパーニュ歴の中でかなり上位です。
しかし知れば知るほどシャンパーニュは奥が深い。。。
当たり前だが色々な造り手の色々なヴィンテージや熟成期間によって全く味が違う。
シャンパーニュにはまってしまう人の気持ちが最近ものすごく共感できる。
もっと色々あるのではないか?という探求心は、ことワインにおいて尽きることが無いんだろう。
毎年新しいヴィンテージは来るし。。。

飲んだことないワインは気になっちゃってもいいじゃないか。

人間だもの。。。

                  by みつOisy