2015年2月16日月曜日

2002 Chateau Certan Marzelle pomerol

この色は良いポムロールの色だ。覚えておこう。
結構赤が強い。
深みのある色合いがありながらギリギリそこが見えない事もない。
ピュアなエキスからのフィネス。。。なんて言うとブルゴーニュみたいだけれでも、本当は関係なくてこれは良いワインの前提条件なんだろう。

艶やかな液体。
シルキーな舌触りに冷やかめな酸、緻密さを兼ね備えている。
ブルゴーニュよりも少し緯度の低い位置の赤ワインには飲み終わった後のタンニンの後の独特の旨みがぶり返してくることがある。(アミノ酸の結晶のような)
あまり緯度が高くなってくるとまた違ってくるのだが大体ボルドー、ピエモンテ、トスカーナに近いものがあると思っている。
(自分の偏ったポートフォリオのため間違った解釈かもしれないが)
ピノノワールはそもそもタンニン自体がえらく少ないため感じ方が違うのかもしれない。


でも5000円以上のワインにはこの旨みの結晶の余韻があって欲しいと思っている。

 少し鉄の匂いがし、味わいは石灰質も含んだ粘土っぽさ、花崗岩ぽさがある。
自分の中でまだポムロールの味わいの概念が不完全ではあるのだけれども、良いポムロールの方向性は見えてきた。



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