2015年2月16日月曜日

2011 Rosso di Montalcino Uccelliera

凝縮度、エキスの詰まった感が半端ない。
まるで蜜のようでわずかにねっとりとしているようでもある。
それでいてこの色だ。この色から完熟したからだけではない凝縮度という事が分かるかもしれない。

 トスカーナあたりのワインというのは比較的、温度耐性がある。
ブルゴーニュ常温2日目では香りは出ても味わいは酸化したりしてしまう事が多いが、このロッソはあまり酸化することが無く、デキャンタージュしたかのように膨らみを増す。
もちろんある程度はダメージを受けるが。
ベストはセラーに立てて置いておくのだろうがなかなかそうはいかない。

 1日目は香りは片鱗のみ顔を出していた。
こうゆう時のじれったさお言ったらない。
2日目はヤバかった。
あふれ出ていた。
それでも片鱗なのだろうが。
ブルのピュアなフルーツ香とこの辺のワインの香りは別物だ。
色が褐色がかっているように酸化熟成のニュアンスが少しある。
少し甘みのある香りになる。
そして酸が穏やかなため若いうちに飲んでもそれほど固さに困らない。
そしてシンプルな肉料理にバッチリ合う。


ロッソディモンタルチーノはとてもお買い得だという。
なぜならブルネッロの生産者はロッソの葡萄もブルネッロを仕立てるつもりで仕上げているかららしい。
つまり格落ちだ。
とにかくこれはメチャうまい。
そして値段も安い。

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