2015年3月24日火曜日

2001 Meulsault 1er Cru Gotte D'or Maison Louis Latour

グットドール=黄金の滴というのはよく言ったものだと感心する。
まさに黄金のような色合いで現在はまだ黄色と薄い黄緑の若めのニュアンスのある色調も含み、完全な黄金になるにはもう少し時間がかかるという印象だ。単純な酸化による黄色ではない。ミネラリティによるものだと思う。
ようやっと飲み頃に差し掛かった頃と考えて問題なく、今後20年程に渡って楽しめると思う。

ムルソーらしいバタリーな香り。厚みのあるミネラルが馴染んできた印象のするドシッと腰を据えた大柄なワイン。
余韻は伸びるというより広がる。
太目の中心線があるようなワインで、大柄過ぎて逆につかみづらいかもしれないが構造のある良いワイン。
スケールの大きい液体だ。


ルイ・ラトゥールは熟成した大柄ワインが比較安めで楽しめて非常に良い造り手だと感じる。
若い時よりも年数を経た物をキャッチするのがお買い得と言えるかもしれない。

大手メゾンの名に恥じない一品だと思える高級ワインだ。
ムルソーの姿、特性もつかみやすい。

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