il Buonvicinoは本業がアグリツーリズモであり、ワイン造りは農業や宿泊業の一環としてやっているからなのか気負いの無さが非常に良い方向に働いているような気がする。
独特の香水、またはフルーツリキュールのような甘美な香りが若いうち楽しめる。
これは前ヴィンテージ同様で、バローロやバルバレスコが熟成により出てくるような香りの一部分が早くから放出されているような気もする。
もちろんこのワインはドルチェットだが、共通項のような気がする。
ピエモンテという土地のミネラリティなのかもしれないが、改めて土地の素晴らしさを感じる。
いずれにしても樹齢がある程度以上にいった複雑性を感じさせ、ただナチュラルなだけではないというワイン。
もちろん恐ろしくナチュラルであり、温度変化が命取りになる可能性は非常に高い。
しかしワインは完全に安定していて、ナチュラルワインに対する理解度が高い。
というよりも、食材全般に対してのセンスが半端じゃない。
一見あっけらかんとしつつも、食材に対しての奥深い教養を感じる。
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